慶應大学 合格体験記(浪人)②

志望校は東大?慶應?

浪人して数ヶ月が経ち、志望校をどうするかを考えた。

慶應を受けることは確定していたが、慶應を第一志望にするのは、しっくりこなかった。

東大をもう一度目指すことにした。

1年あるからせっかくならということで、東大を目指すことにした。

理想の大学生像は、

東京大学法学部に通い、東大アメフト部で活躍している姿だ。

なぜ、アメフト部かというと、東大のアメフト部に知り合いがいて、未経験がほとんどを占めている部活で、自分でも活躍ができるチャンスがあるのではないかと思ったからだ。

夏の時点での志望校

  1. 東京大学 文科一類 
  2. 慶應義塾大学 法学部政治学科
  3. 慶應義塾大学 経済学部 
  4. 慶應義塾大学 商学部

夏期講習セールスはお断り

7月になり、前期授業が終わった。駿台の夏期講習の時期が始まる。

この時期になり、クラスの担任の先生と面談することに。

話の話題は、「夏期講習で何をとる?」である。

駿台の担任は、セールスマンである。

担任の先生は、たくさん講座を取らせようとしてきた。「君のクラスメイトのほとんどがこの講座に申し込んでいるから、大吉くんもとっておいた方がいいよ!」などと言ってくるのだ。

正直、夏期講習を取る意味がわからなかった。 

大学受験の夏期講習は、科目の分野ごとに何百もの講座がある。例えば、「英文法 基礎講座」、「早慶の長文読解」、「慶應の小論文」のようなものがある。

1講座につき1冊のテキストが配られる。「平均で、受験生は10講座ほど取っている」と担任は言っていた。つまり、夏の間に、10冊のテキストを完璧にしなければいけないのだ。

前期の授業の復習に加えて、新たに配られたテキストを10冊もこなすことができる人間は、まず浪人しないだろう。全員が全員できないとは言わないが、ほとんどの人間は、前期の復習と夏期講習の両方がどっちつかずになり、消化不良になる。

そうそう、大吉は面談で、担任に夏期講習を売り込まれたのだ。

理路整然と断った

「今の自分の状況、目標との距離、その差を縮めるためにするべきこと」この3つを詳しく説明した後に、夏期講習を取らない方がやるべきことが捗ると言った。

すると、セールスマンは「わかりました」と言った。

大吉の完全勝利だ。

夏休みの2ヶ月間通常授業がないので、その間に何も授業を受けないのは良くないと思い、2つだけ講座を取ることにした。

他のクラスメイトが、10とか15とか夏期講習を取るなか、大吉は最低限の2つに抑えた。

大吉は、担任の夏期講習セールストークを論破した。

夏が終わり秋になる

夏が終わり季節は秋に移ってゆく。

秋になるとさらに授業に行かなくなった。

模試の時だけ顔を出していた。その度に友達に、「ねえ、授業きてよ、寂しいよー」などと言われたが、不登校を徹底した。

傷の舐め合いをするような友達は一切いらなかった。自分で家でぐだぐだしていた方がまだいい。

親にも、「もう絶対に予備校には行かないから。家で勉強するから」と言い切ってた。

9月の駿台全国模試の結果

偏差値

英語 63.5 世界史 67.5 国語 55 数学 58 地理 55

  1. 東京大学 文科一類 D
  2. 京都大学 経済学部 C
  3. 慶應義塾大学 法学部政治学科 B
  4. 慶應義塾大学 経済学部 A
  5. 慶應義塾大学 商学部 A
  6. 慶應義塾大学 文学部 A

数学が上がった一方で、英語が下がってしまい慶應法の判定がAからBに落ちてしまった。

まあ、正直9月の時点では、そんなに勉強をしてなかったから、焦りは一切なかった。

むしろ、こっから現役生に差をつけていこうと思っていた。

結局、「慶應はA判定だし、なんとかなりそうだな」って思っちゃってた。

対して勉強もしていないのに、そろそろ東大実戦模試が迫ってくる、、、

秋の駿台模試でも、慶應A判定をキープして安心する。

秋の東大実戦

秋の東大実戦を受けることにした。東大の勉強ができているかといえば、あまりできていなかった。

なにしろ、在籍してい他のは難関国立コースで、東大コースではない。

周りに東大を目指している人など一人もいなかった。

この時点で、負けてるのだ。

せっかく駿台お茶の水に通うなら、東大コースにしておけばよかったと、心の底から思っている。

ただ、4月の時点で、東大を目指す覚悟がなかったのが正直なところだ。

結果は、「東京大学 文科一類 D 」

「あーー、やっぱり東大受験は無理だ」

判定が悪い理由は、簡単だ。

勉強量が圧倒的に少ないからだ。平均勉強時間が1.5h。 

そんなんで、大吉のような奴が東大に受かるわけがない。

めちゃくちゃ当たり前なのに、懲りないやつだ。

ということで、12月くらいになり、慶應にシフトすることにした。

流石に浪人して、慶應に落ちるのは絶対に避けたいと思い、慶應の法学部、経済学部のどちらかに絶対に受かるように対策を練り始めた。

年明けに慶應の過去問を買う

年が明けて、慶應の過去問を買った。法学部と経済学部の過去問を買った。

1月7日だった気がする。ジュンク堂で新品の過去問を買い。さらに、ブックオフで古い年度の過去問を買ってきた。準備完了。

慶應経済と慶應法に絶対合格する勉強をすることにした。

受験科目は共通していて、英語、世界史、小論文である。

英語力は現役の時からそこそこあったため、過去問演習を中心に行い、問題形式に慣れることにした。

慶應経済の世界史の過去問は良問揃いで、使いまわされているので、研究する価値があった。

慶應経済の世界史の過去問を10年分行った。そして、間違っていたところを解説を読みながら、どのような因果関係が重要視されているのかを考えながら、教科書や参考書に戻りながら、復習した。

復習した問題は、ノートにまとめて、本番に出たら100%の解答をできるように復習した。

世界史は得意だったため、得点源として磨き上げようとしていた。

1月から2月までの1ヶ月間は、毎日8時間ほど勉強した。

午前3時間、午後3時間、夕食後2時間 

今日何を確実に仕上げるか?という意識で勉強をしていた。

例えば、「宗教改革の流れを過去問と教科書を使って、完全に理解し、解答できるようにする」など、細かい分野設定まで行った。

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